最近、子どもの勉強を手伝っていて、ふとこんなことを思いました。
「なんで自分の学生時代に、こういうアプリがなかったんだろう?」
今回は、中学受験にも日々の学習にも役立つ学習アプリ「Anki Pro」をご紹介します。
記憶に残す仕組みが科学的に設計されていて、コツコツ勉強する親子にとって、心強い味方になること間違いなしです。
記憶に合わせて“出題タイミング”を最適化
Anki Proは、フラッシュカード形式の学習アプリ。最大の特徴は、記憶心理学に基づいた「間隔反復法(Spaced Repetition)」を取り入れている点です。
覚えきれていない単語は何度も出題し、覚えた内容は間隔をあけて出題。自分の記憶の状態に合わせて、復習タイミングを自動で調整してくれるため、効率よく記憶を定着させることができます。
ビジネスのプロも使っていた「暗記の武器」
実は私、普段はコンサルタントとして働いています。ある社内の勉強会で、経営層のパートナーが「英語力アップのために長年使っているアプリ」として紹介してくれたのが、まさにこのAnki Pro。
「4〜5年前から毎日活用している」「今でも新しい表現を覚えるのに欠かせない」とのこと。
海外クライアントとのやり取りでも活用されていると知り、すぐに私も導入しました。
現在は年契約で使い倒していて、子どもの中学受験の勉強にもフル活用しています。
中学受験にぴったりの応用法
Anki Proの魅力は、自分で覚えたい内容を自由に登録できること。以下のように、中学受験向けの学習にも活用できます。
- 英語フレーズ:「watch out(気をつけて)」を使った例文と訳
- 漢字の読み書き:「Q:『経済』の読み方は? A:けいざい」
- 社会の知識:「Q:日本で一番大きな湖は? A:びわ湖(滋賀県)」
- 地理の理解:「Q:北海道の中心にある大きな平野は? A:石狩平野」
クイズ感覚で繰り返し学べるので、子どもも楽しみながら暗記できるのがポイントです。

ChatGPTと組み合わせれば最強
さらに便利なのが、ChatGPTと組み合わせて「問題を自動生成」できること。
たとえば、「watch outを使った英文と、その日本語訳を3つ作って」
と依頼すれば──
- Watch out for cars when crossing the street.(道を渡るときは車に気をつけて。)
- Watch out! The floor is slippery.(気をつけて!床がすべるよ。)
- You should watch out for scams online.(ネット詐欺に気をつけたほうがいいよ。)
このような例文を即座に作成できます。あとは、Anki Proに「問題:英文」「答え:訳文」として登録するだけ。
パソコンで作って、スマホで学ぶのがおすすめです。
効果を高める追加Tips
Anki Proをより効果的に活用するためのポイントもいくつかあります:
- 音声を追加:発音確認やリスニング対策に
- 画像を活用:図表・地図・写真を使って記憶に残りやすく
- タグ機能:教科や単元ごとに整理して復習効率アップ
- 親子で共有:進捗チェックや出題の調整がしやすくなる
有料アプリだけど価値あり
Anki Proは有料(月5ドル程度)のアプリですが、Android版では無料で始められるバージョンもあります。
まずは無料版を試し、気に入ったらプレミアムプランへの移行をおすすめします。私は数日で「これは手放せない」と感じて、年契約に切り替えました。
まとめ──学びの武器を手に入れよう
中学受験は、親にとっても子どもにとっても、長い挑戦の連続。でも、「これは使える!」というツールがあると、それだけで勉強がラクになります。
Anki Proは、そんな“学びの武器”のひとつ。記憶を味方にするテクノロジーを、親子でうまく活用していきましょう。
気になった方は、ぜひ一度試してみてください!
コメント