中学受験、どこをいつ受ける?迷いやすい受験スケジュールの立て方を整理してみた
✔ 志望校は絞れてきたけど、受験日程をどう組むべき?
✔ 併願校って、どうやって選べばいいの?
そんな悩みを持っている方へ──今回は「受験スケジュールと併願戦略」をテーマに、整理してみました。
はじめに:受験は「何を受けるか」より「いつどう受けるか」も大事
前回は「試験タイプ(思考型 or 知識型)」から志望校選びを考えましたが、今回はもうひとつ大事な視点──受験スケジュールの立て方に注目します。
中学受験は大学受験と違い、試験日が数日間に集中しているため、併願戦略と日程調整が成功の鍵になります。
受験日程の立て方:まずは3つの疑問から
- ✅ 試験日が重ならないよう、どのように併願校を選べばいい?
- ✅ 複数回試験を実施している学校は、どの回を受けるべき?
- ✅ 学年ごとに、どこまで学習を進めておくとスムーズ?
1. 受験日程の戦略をどう考えるか
中学受験では、学校ごとに試験日が決まっているため、併願計画は綿密に立てる必要があります。
- 📌 第一志望の試験日に重ならない学校を探す
- 📌 同じ学校を複数回受験することで合格率UP
- 📌 併願校の合格発表と入学手続き締切も要チェック
例えば、開成(2/1)を第一志望にする場合、2/2・2/3に試験日がある学校をどう組み合わせるかで、精神的な余裕も大きく変わってきます。
1月受験をどう活用するか?
埼玉・千葉では1月から受験がスタートする学校もあり、
- ✅ 「合格の安心感」を早めに得られる
- ✅ 「本番の緊張」を先に経験できる
という意味で、1月受験を“模試+実戦”として活用する家庭も多いです。
2. 学年別の学習の進め方:内容と目的を整理
小学4年生:基礎力と「学ぶ習慣づくり」の時期
4年生は本格的な受験勉強の準備段階。学習習慣を定着させることが最も大切です。
- ✅ 計算ミスを減らすための反復練習
- ✅ 読解を通じて「文章を読む体力」を養う
- ✅ 理科・社会は「体験・興味ベース」で学ぶ
我が家では、毎日30分〜1時間の学習を習慣化し、「学ぶって楽しい」と感じられる工夫を意識しました。
小学5年生:中学受験の“本番”が始まる
5年生からは学習内容が一気に難化。基礎の完成と応用力の養成がカギです。
- ✅ 小6までの学習範囲を一通り終える塾が多い
- ✅ 記述問題に慣れ、自分の言葉で考えを伝える力
- ✅ 理社の理解力+記憶力のバランスが問われる
「ただ解くだけ」でなく、なぜその答えになるかを説明する練習が重要だと感じました。
小学6年生:仕上げと「合格力」の完成へ
受験学年の6年生は、時間が限られている中で精度と自信を高める時期です。
- ✅ 志望校別の過去問演習と解き直し
- ✅ 弱点を「毎日ちょっとずつ」克服
- ✅ 模試の結果は“行動の材料”に変える
特に後期は「時間配分」や「試験当日の過ごし方」にも慣れる必要があるので、模擬試験の“再現力”を高める意識で取り組むのがポイントです。
3. スケジュールも“受験戦略”の一部
受験における「どの学校を受けるか」だけでなく、「いつ・どの順番で受けるか」は、合格率やメンタルにも影響します。
- 🧭 無理なスケジュールは避ける
- 🧭 合格発表と入学手続きのタイムラグに注意
- 🧭 学校側が複数回試験を設ける意図にも注目
わが家でも「行きたい学校」「行ける学校」「抑えになる学校」のバランスを見ながら、最適な順番を考えているところです。
まとめ:受験プラン=情報戦 × 戦略戦 × 心理戦
試験タイプだけでなく、受験の順番と併願計画までふまえて準備することで、
・実力を出し切る安心感と、・合格率を高める戦略が両立できるはずです。
これからも情報を集めながら、わが家なりの受験プランを組み立てていきたいと思います。
次回予告
次回は、「中学受験、どの塾がわが子に合う?」というテーマで、進学塾・個別指導・オンラインなど、塾のタイプ別の違いや向いている子どもの特徴について詳しくご紹介します。塾選びに迷っている方は、ぜひご覧ください!
📘 前回記事:志望校が迷ったら「試験のタイプ」に注目!思考型 or 知識型、どっちが合う?
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